昨日は医学博士 藤田紘一郎氏(専門は寄生虫学、感染免疫学、熱帯学)の講演を聴いてきました。
ほんの数十年前まで日本人の半分以上はお腹に寄生虫を“飼って”いた。ところが生活が豊かに、清潔になるにつれて寄生虫の感染率は急速に下がり、花粉症やアトピー性皮膚炎などに代表されるアレルギー病が急増した。ここには明確な因果関係が存在する。
今の日本は「キレイ」を追求しすぎ。身体、顔、髪など一日に何度も洗わないと気がすまないという人が増えている。人間の皮膚の表面には悪質な微生物やアレルゲンから身を守る「皮膚常在菌」がいますが洗いすぎるとこの菌がいなくなりドライスキン(乾燥肌)となりアレルギーなどに罹りやすくなる。
腸内細菌O-157は「キレイ社会」にしかいない。大腸菌の力を100とするとO-157の力は30。大腸菌を飼っているとO-157には罹らない。きれいにするとO-157は育つ。アトピーの赤ちゃんの40%のちょうには大腸菌がいない。無差別殺人など犯す人の腸にも大腸菌はいない。大腸菌がいないと精神的にもおかしくなる。
最近、大切なことは
*自然とふれあう。
*腸内細菌のえさとなる穀類、豆類、緑黄色野菜をたくさん食べる
*笑いはNK細胞を活性化し免疫力を高めるので一日一度は大声で笑う
当店でも、いつも腸内細菌を増やすこと、お肌では皮膚常在菌を殺さないこと、などをお客様にお話していますが、このお話を聴いてますますその重要性を認識しました。
2008年10月06日
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