「今あるガンが消えていく食事」の著者で消化器外科の名医 済陽高穂(わたようたかほ)先生の講演を聴いてきました。
講演より
あるとき、7年間に手術した消化器がんの症例1402例について術後成績をまとめてみたら5年生存率で48%の患者さんがガンが再発し亡くなっていた。
ちょうどその頃ある肝臓がんの患者さんを手術したけれどガンは末期で4箇所に転移しておりほとんどておくれで肝臓の半分を切除したが根治はできず余命3ヶ月とお伝えした患者さんが3ヵ月後には腫瘍マーカーが低下、1年半後にはマーカーも正常化し取る事のできなかったガンが消えていたのでした。
その前後にやはり余命数ヶ月と診断され退院したにもかかわらず、がんの病変が縮小し数年で直ってしまった患者さんを何人か体験したということでした。この方達はお酒、肉を絶ち玄米菜食、きのこ、昆布を食べるという食事の工夫をした方たちでした。その後「玄米・生菜食療法」で難病患者を治療してこられた甲田光雄先生にお会いしたりして食事療法の可能性について自分なりの感触を得た。
近年先進国ではがん患者は減っているのに日本だけが増え続けている。アメリカでは1972年に発表されたマクガバン・レポート(肉食中心、野菜不足、病気と栄養の問題を医学会が無視してきたからがん、心臓病、糖尿病が殖えてきた)を受けてアメリカ政府は数値目標をつくり野菜の積極的な摂取を呼びかけた。
それに対して日本は、本来は肉食は控えめ、米食に魚介類と野菜中心の理想的な食生活だったのが、それを捨てて高脂肪・高たんぱく・高カロリーの欧米的食事に走り、がんを増やしてきた。
また、医療技術は進んでいるのに、食事や生活の指導をきちんと行っている病院、施設は日本にはまだ少ない。
済陽先生はがんの手術を受けた患者さんをなんとか再発させない方法、晩期がんや診断当初から切除不能と見放された患者さんを救うてだてとして食事療法を考え出されたのでした。
私にとって一番身近なところでがんが消えたのは母の肝臓がんでした。この方法は病院では反対されたので、母の食事は内緒で 病院食ではなく家で作って持っていったものを食べさせました。母のそばに誰かが居るときはいつも身体をなでていました。手術はできない状態にあり余命6ヶ月でした。腹水もたまり薬では減らすことができないところまでいっていました。が腹水も減り数ヶ月で退院できその後も抗がん剤と併用でがんは消えました。
この体験を参考に今、当店にご相談にこられるお客様にはどんな病気でもまず最初に食事の大切さをお話して摂り入れていただいています。
ヤクケン バイオリンクは野菜の不足分を補うには最高の食品です。
2009年10月05日
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