
昨年、くちなしの切り花をご近所の方からいただきました。
花が終わって挿し木にしたのが今年咲いたのです。
「くちなしの花」というと渡哲也さんの歌が口をついて出てきます。
今では指輪もまわるほど、瘠せてやつれたお前の姿…
意味も分からず歌っていたのですが、
くちなしって沈丁花やキンモクセイのようないい香りがします。
また白くて可憐な花ですが、葉っぱのかげにかくれるように
ひっそりと咲いているのです。
渡哲也さんの歌のその人も美しく、奥ゆかしい美人なのでしょうか。
くちなしはたしか、おせち料理の栗きんとんやくわいを煮るときの
美しい黄色に使ったと思います。
山梔子といって漢方薬にも使われています。